レール削正
日本の大動脈を陰ながら支える誇りと責任
オペレーター 松井 慶二

レール削正
オペレーター 松井 慶二
レールには、走行する新幹線の繰り返し荷重による傷の卵ができます。傷が進行すると表面傷(シェリング傷)となり、放置したままではレール破断という大きな障害を引き起こします。これを防ぐために、傷の卵である金属疲労した層(転動疲労層)の除去によるレールの延命、環境騒音の低減、乗り心地向上を図るため、波状摩耗削正車(スペノ)2編成によるレール削正を東京~新大阪間で行っています。
レールの転動疲労層の除去には、最低0.05mmの削正量が必要とされています。また列車乗り心地を考慮した形状の削正には、新しいレールの更換周期を考えると、年間で0.2mm程度までの削正量に抑えなければなりません。100分の1単位で最適なレール形状を作り上げるべく、同僚と日々研鑽を重ねています。
終電から始発までの限られた時間内での現場業務は、毎日が緊張の連続です。厳しい状況を乗り切るには、同僚との連帯感、組織力が不可欠です。また、その裏で作業計画を立てる・安全管理をする・機械修繕を行っている社員の支えがあり、1つの仕事が成り立っています。私は、個の知識・技術を磨き、個の力を組織の力として役立て、同僚の支えとなる事をやりがいに感じています。
当職場の松井慶二君は、レール削正作業に従事していて新幹線線路の東京駅から新大阪駅間で活躍しています。性格はコツコツと真面目に取り組むタイプに見えるので、仕事を全面的に任せても安心な存在です。オフタイムで本人が言うような笑いが会社でも少し欲しいなと思ったりするけど・・・仕事にプライベートに頑張れ!
オフタイムは、妻と過ごしています。
せっかちな私と、のんびり屋の妻ですが、基本は同じ血液型で友達の感覚のまま。料理を一緒にしたり散歩したり、毎日楽しく過ごしています。
共通の趣味でもある音楽のLIVEやイベントを観にいく事も多いです。また、学生の間、ずっと野球をやっていた事もあり、運動が好きで、数年前にはホノルルマラソンに参加し完走しました。今度は運動嫌いな妻を連れて行きたいです。
「我が社の財産は人です」と社長は常々仰っています。その「人」には、社員と「家族」も含まれていると私は実感しています。そんな会社で働いてみませんか。