ミリ単位の線路のゆがみが鉄道の乗り心地に影響を及ぼします。
よって、大型保線用機械マルチプルタイタンパーなどの構造や原理を熟知したオペレーターたちが軌道検測データをもとに各地区固有の性質、クセなどを的確に判断し、1ミリの妥協もしない施工により、日々高品質な線路を提供し続けています。
軌道工事(線形整正作業や道床バラストの交換工事)は、ドクターイエローなどの検測結果に基づき、線路の品質を維持するために行う作業です。
通常は、マルタイと道床整理車で線形整正作業を行います。
道床バラストの交換工事では、道床バラストの交換を行った後に、マルタイと道床整理車で線形整正作業を行い、その後、道床安定作業車により道床に振動を加えることで初期沈下を与え線路状態の安定化を図ります。
軌道工事で活躍するのが、大型保線用機械(マルタイ・道床整理車・道床安定作業車)です。この大型保線用機械によって、線形整正作業や道床バラストの交換工事は、効率的・効果的に行われます。
レール削正車(スペノ)は、合計48個のグラインダーが装備されており、レールを削って滑らかにする作業を行います。東海道新幹線(東京~新大阪間)を、年間で1巡するスケジュールで運行しています。