レール削正車(スペノ)

高速化する鉄道において、敷設レールの削正は不可欠なものとなっています。
レール削正車(スペノ)は、列車の走行騒音低減や、線路のきしみ割れなどの発生を防止するため、1984年から東海道新幹線に導入され、年1回のレール削正を実施。
2000年には、在来線にも導入され、高品質な線路を提供するために作業を行っています。
削正による効果は、レールにグラインダーを当てる角度によって微妙に異なってきます。それだけにオペレーターにかかる責任は大きいと言えます。
東京~新大阪間を往復するので、スペノのオペレーターは出張の多い仕事でもあります。トラブルもなく基地に帰ってきた時は、達成感もひとおしですね。
スペノの点検・整備も私の仕事。現場に出ると、機械系統や電気系統の不具合を発見した場合などは、ひとりで対応しなければなりません。整備知識はしっかり抑えておきたいですね。