
ドクターイエローのデータがなければ、マルタイでの精度の高い線路の線形整正は行えませんし、保線作業に大きな影響を及ぼします。事前の準備から実検測・データ処理まで一切気が抜けません。

東海道・山陽新幹線を走行するドクターイエロー。1ヶ月に3回「のぞみダイヤ」、2ヶ月に1回「こだまダイヤ」で走行しています。線路状態は、床下にある様々なセンサーで感知しています。迅速な対応が必要な場合は、その場所を管轄する保線所などに必要な情報をリアルタイムに連絡しています。また検測データは走行日の夕方に、保線所へ送信されるので、その日の夜から検測結果をもとに線形整正などの保線作業に用いられます。
高速車両による軌道検測は東海道新幹線開業当初から実施されていましたが、進化を重ねて、2001年4月より、現行の700系車両にて270㎞/hで実施されています。

車内には、床下にある様々なセンサーから感知された測定データより線路状態を調べるための軌道検測室が設けられています。主に床下のセンサーで感知されたデータは、検測室内の処理装置によって瞬時に演算され、波形表示ディスプレイにリアルタイムで表示されます。また検測室には多くのデータディスプレイが設置されていますが、人間工学に基づいて設計された配置になっており、検測員は定位置で全てのデータの確認が出来るようになっています。
リアルタイムで波形表示ディスプレイに表示される線路状態をチェック


ドクターイエローは、床下にある非接触のレーザー式センサーにより線路状態を測定しています。そのセンサーの出力状態の確認や、レンズに汚れがないかを入念にチェックします
ドクターイエローでの検測は、人の命を預かるのと同じくらい重要で、慎重さを必要とする仕事です。
